ご訪問ありがとうございます! Web集客コンサルタントの児嶋 宗範(こじまむねのり)です。
突然ですが、日々の業務が忙しい中で、Webマーケティングをはじめとする集客施策に効率よくリソースを割くことは、なかなか難しいものです。
中には「本当にこの仕事をやっていて良いのだろうか?」といった焦る気持ちや「何から手をつければ良いのか分からない」、「やることが多すぎて、うまく優先順位を付けられない」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は「集客施策の優先順位」について、詳しくご説明します。
準備するもの
大きな「ホワイトボード」があれば理想的ですが、無ければ「A4のプリント用紙」でも構いません。
また「付箋(ふせん)」もたくさん使いますので、ご準備ください。
施策を「ボリューム」と「見込みの度合い」の2軸で考える
まずは下記のようなマトリクス図を書きましょう。
ホワイトボードがある方はホワイトボードに、無い方はA4のプリント用紙を横にして、2×2で繋げることをおすすめします。
ボリュームとは
ここで言うボリュームは、単純に「お客さまの数が多いか、少ないか」です。
Web集客施策の場合は「利用者(ユーザー)数が多いか、少ないか」で考えましょう。
見込みの度合いとは
一口に「お客さま」といっても、さまざまです。例えば「今すぐに欲しい人」もいれば、「今は必要ないけど将来的に必要になるかもしれない人」など。まずは「今すぐに欲しい人」へのアプローチを優先したいのは言うまでもありませんね。
また、会社やお店がお客さまの行動範囲に近ければ近いほど、商品やサービスの購入、利用につながりやすいため「物理的な距離が近いかどうか」という視点も重要です。
複合的に「見込みの度合いが高いかどうか」を考えましょう。
優先順位の考え方
マトリクス図の意味が抑えられたら、思いつく施策を全て付箋に書き出して、表の適切な場所に貼り付けてみましょう。
例えば「会社やお店のすぐ近くでチラシを配る」とします。場所がすぐ近くなので、比較的見込みの度合いが高いお客さまにアプローチできそうですね。
では、ボリュームはどうでしょうか? 人通りが多ければ「ボリューム:多い」に貼り付けられますが、そうでなければ「ボリューム:少ない」となります。
このように集客施策の一つひとつを可視化し、ボリュームと見込みの度合いを考えて、表に貼り付けていきます。
最優先で取り組む施策と一旦捨てる施策を決める
さて、全て貼り付け終わったら、まずは「最優先で取り組むべき施策」に注目しましょう。
言うまでもなく、最優先で行うべきは左上の「ボリューム:多い」且つ「見込みの度合い:高い」施策ですね。
また、右下の「ボリューム:少ない」且つ「見込みの度合い:低い」施策については、やるべきではないので一旦捨てましょう。
最優先の次に取り組むべき施策は?
では、次にやるべき施策は、どちらでしょうか?
ボリュームは少ないけど、見込みの度合いが高いお客さまにアプローチする施策でしょうか?
あるいはボリュームは多いものの、見込みが低い施策でしょうか?
さまざまな考え方がありますが、本記事では前者の「ボリュームは少ないけど、見込みの度合いが高いお客さまにアプローチする施策」を優先させることをおすすめします。
なぜならば、見込みの度合いが低いということは、例えボリュームが多かったとしても、無駄な努力に終わる可能性が高いからです。また、えてしてボリュームが多い場合は、手数のかかる施策である場合が多いです。
前述の理由から、順番としては◎→○→△の順番で取り組むことをおすすめします。
リソースは有限です。限りある貴重なリソースは、見込みの度合いが高い=利益につながる可能性が高い仕事に、なるべく使いましょう。
ボリュームは多いが見込みの度合いが低い集客施策の例
一概に全てがそうとは言いませんが、比較的そういった傾向になる施策は、下記の例が挙げられます。
無計画なSNS施策
SNSは、そもそもの成り立ちが「一般人同士のコミュニケーションツール」として生まれたものです。
そのためユーザー数は多い一方で、例えば「買いたい」や「使いたい」といった高いモチベーションの人=見込みの度合いが高い人にアプローチすることは難しく、結果が出ないケースが多いです。
SNSは安易にいいねやフォロワー稼ぎに走るのではなく、まずは運用目的を固めて戦略的に始められることをおすすめします。
無計画なリスティング広告
リスティング広告は、検索エンジンで特定のキーワードを検索したユーザーに広告を表示するものです。この施策は多くの人にリーチできるため、ボリュームが多いと言えます。
しかし、検索されたキーワードと自社の商品やサービスとの関連性が低い場合、実際に商品やサービスを購入してくれる人は少ないでしょう。
テレビ・ラジオ・雑誌などの広告
テレビ・ラジオ・雑誌などの広告は視聴者が多い一方で、見込みの度合いが高いお客さまが多く見ている・聞いているとは限りません。
例えば「子供をもつ親がよく見ている番組」など、ターゲットを絞り込めていなければ、優先すべき施策とは言えないでしょう。
まとめ
今回は「集客施策の優先順位」について解説しました。
自社の集客にお悩みであれば、信頼できるプロの力を借りるのも一つの手です。
ウェブリバディは練馬区を中心とした、中小企業・個人経営店のWebマーケティングを多数支援しており、お客様の状況に合わせた最適なWebマーケティングプランをご提案いたします。
また、お客様の集客活動を成功させるために、親身になってサポートいたします。
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